弁護士法人道北法律事務所(旭川・名寄)

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弁護士ブログ

2016年

おかしいだろ、これ(3.11より)


 あの「3.11」から5年が過ぎました(すいません。11日は数時間だけ過ぎてしまいました)。
 以前ブログにも書きましたが,3.11の2ヶ月後陸前高田に復興支援相談で出向いたことがあり,その際見た広田地区(半島の両側から津波が流れ込んだ画像がテレビで流れていた場所)の有様,見渡す限り瓦礫になっていて,ただ道の部分だけが通行できるよう開かれているという風景,陸前高田の町中のスーパーが完全に破壊されていた風景というものを未だ忘れることができません。
 改めて犠牲者の方々にお悔やみを申し上げるとともに、今後の復興を願ってやみません。

 ちなみに私は,昨年春に仕事の都合で仙台に出張し,その際塩竃・東松島方面を少し旅行しました。
    塩竃では寿司屋の大将が「うちのこの辺りまで津波来たんだよね」といいながら壁のシミを指さしていました。
 また東松島の半島の根本付近は未だ何もない荒野のようでしたし,東松島の大観山から見た石巻は市街地こそ復興しつつあるものの,市街から少し外れると建物が何もないという状態でした。
 昨年の今頃ですから,だいたい震災から4年。思うように復興が進んでいないのを生で感じました・・。
 原発のある福島ならなおさらでしょう・・(ちなみに仙台空港付近では放射能の測定器がありましたね・・)。

 ただそんな中今の日本はどうでしょうか?
 震災の後遺症に苦しみ未だ帰宅がかなわない人,復興が進まない地区で苦労している人,震災のおかげで身内をなくした人・・,現地の方々は震災から5年が経過した今も大変な思いをしていると思います。
 何より福島第1原発は未だ廃炉の見通しすら立たず,除染も十分に進んでおりません。
 そのような震災の被害が回復されていない状態であるにもかかわらず,現在の政権は株価がちょっと上がっただけで一喜一憂し,あたかも好景気であるかのように大騒ぎをしております。また集団的自衛権などという震災の復興から比べれば明らかに緊急性を要しない案件にかかりきりになり,国会では聞くに堪えない暴言、奇言を繰り返しております。
 何より福島第1原発のおかげで,未だ自分の故郷を汚され,しかも帰宅がかなわない方がたくさんいるにも関わらず,ろくに原因究明もせず,誰も責任を取らず,誠意ある被害賠償もせず,しかも全国各地で原発を再稼働させるというのは呆れるほかありません。

 そんなあべこべの日本の現在を一言で言うと

「おかしいだろ、これ」

 としか表現できません。

  これまでも何度かブログで「おかしいだろ、これ」と言わせてもらいましたが何よりおかしいのは 
 震災の被害が未だ全く回復されておらず,かつ原発は放置されているのに,それがあたかもなかったようになっているという現状です。
 あえて言うなら自動車で人をはねて死なせてしまった人が刑罰どころか免許すら取り上げられずに平気で運転している状態とでもいえばいいのでしょうか。
  最近東京電力の当時の役員が強制起訴され,また大津地裁では高浜原発の停止の仮処分が認容されるなど,さすがにおかしいと言うことに気がつきつつあるのか・・とは思いますが。
 


                                         以上

 


弁護士:笠原 裕治

名寄事務所赴任のご挨拶


 先般ご報告したとおり,当事務所では2月末日をもって大窪和久弁護士が退所しましたが,それに伴い旭川事務所所属の当職が名寄事務所に移籍することになりましたので,その旨ご報告いたします。

 当職にとって名寄市は,平成16年5月に名寄ひまわり基金法律事務所初代弁護士として赴任し,その後3年間を過ごした思い出の地でもあります。
 その頃の当職は,弁護士登録2年6ヶ月程度であったにも関わらず,名寄支部唯一の弁護士として多数の案件を抱え,ただただ必死で過ごすばかりでした。おそらく依頼者や関係者の方々にとっては物足りない弁護士だったかと思いますが,地域の皆様のご協力により何とか3年間の任期を大過なく過ごすことができました。
 ただ弁護士登録15年を経た今振り返って見ると,様々な部分で自分の未熟さがわかり,また地域の方々に助けられて何とか任期を全うできたことを実感する次第です。また今振り返って見ると,弁護士過疎地で何をするべきであったか,それを自分がなすことができていたか,ということもようやく見えてくることができました。
 弁護士登録15年の区切りの時期に縁があって再度名寄市で勤務することができたのもおそらく何かの縁だと思います。この機会に前回の公設事務所赴任時にはできなかったこと,特に当事務所の設立時からの目標である真の弁護士過疎対策,つまり表面上の弁護士過疎対策ではなく実質を伴った弁護士過疎の解消,東京や札幌と同じように弁護士を頼むことができる環境を作ること,地域の様々な機関と連携することにより地元の実情に沿った弁護士過疎対策を実施することが実現できるよう尽力していきたいと思います。

 ここしばらく何度か名寄方面に出入りし,赴任にあたっての準備などをしておりました。自分は平成19年に公設事務所の任期を終了した後,約9年の間旭川で業務を行っておりましたが,今回いくつか挨拶回りをした際,様々な地元の方々から励ましをいただきました。9年も前に転居した当職のことを覚えていてくれること自体うれしく感じるとともに,公設事務所時代を思い出して地元のために尽くしていこうと改めて感じた次第です。
 今後ともよろしくお願いいたします。

                                                   弁護士 笠 原 裕 治

*なお旭川事務所の業務もかなり残っているため,当面は旭川事務所にも相応に出入りして業務を行うことになります。従前当職が担当していた案件やお客様は,基本的に当職が担当することに変わりはありませんのでご安心ください。

弁護士:笠原 裕治

太田弁護士入所のご挨拶


さて当事務所は、この度太田寛章弁護士を迎え入れることになりました。

 

太田弁護士は、下記の自己紹介文にもあるとおり、名寄市の出身です。当職自身も公設事務所弁護士としての勤務経験があるなど、名寄市と浅からぬ縁があります。その太田弁護士が昨年3月に当事務所で修習を開始した時には不思議な縁を感じました。そのような縁もあり、この度当事務所において太田弁護士と共に業務を行うこととした次第です。
太田弁護士は,1月1日より当事務所にて業務を開始し,既に2ヶ月間ともに勤務しておりますが,非常に実直,かつ堅実な事件処理を行い,依頼者の皆様などからも好感を持って迎えられております。
もちろん登録1年目ですのでまだまだ未熟なところがあることは否めません。ただ今後実直・堅実な事件処理を行い,経験を積み重ねることにより,十分な実力を兼ね備え,依頼者の皆様の期待に応えられる弁護士に成長すると確信しております。
今後とも当事務所共々、太田弁護士に対し,ご指導・ご鞭撻のほどをいただけると幸いです。

なお太田弁護士の挨拶文を転載いたします。

*ホームページについては現在改正作業中ですので少々お待ちください。

拝啓 新春の候,皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度、20161月から道北法律事務所において、弁護士としての新たな人生をスタートさせることになりました太田寛章と申します。

私は名寄市出身で、高校まで名寄市で過ごし、その後、大学、法科大学院時代は北海道を離れておりました。この度、道北法律事務所へ入所し、再び北海道へ帰ってくることができました。この先、地域の様々な活動に積極的に参加し、多くの方々と接する中で自らの視野を広げていくとともに、出会った方々と連携を深め、地域連携の一部を担えるよう成長していきたいと思っております。

皆様方のご指導ご鞭撻を賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。

敬具

平成281月吉日

弁護士 太 田 寛 章

 

弁護士:笠原 裕治

大窪和久弁護士退所のご挨拶


 さて、この度、当事務所の名寄事務所で執務しておりました大窪和久弁護士が諸般の事情により,平成28年2月末をもって当事務所を退職することになりました。
 大窪弁護士は,当職が名寄市の公設事務所で業務を行っていた頃、隣接する紋別市の公設事務所にて業務を行っていた頃からの友人でした。その後奄美大島の公設事務所に転じました。その後平成23年に当時勤務していた桒野弁護士が退所したこと,及び同時期に大窪弁護士が奄美大島の公設事務所の任期を満了したことから、桒野弁護士の後任を依頼したところ,これを快諾いただき,その後約5年間当事務所に社員弁護士として業務を行い,当地の弁護士過疎解消のため尽力いただきました。
 これまで5年間当事務所にて業務を行い,弁護士過疎解消のために尽力いただいた大窪弁護士に深甚なる謝意を表するとともに,大窪弁護士の将来の発展を願いたいと思います。
 また大窪弁護士を5年間にわたって支援いただいた名寄青年会議所をはじめとした地元の皆様などに対し,大窪弁護士にかわり,深く御礼を申し上げます。
 なお大窪弁護士に代わり当面当職が名寄事務所にて業務を行うことになりました。旭川事務所の業務引継などの都合もあり,完全に名寄事務所に専念できるようになるには多少の時間を要すると思いますが,公設事務所時代を思い出し,初心にかえって尽力していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

なお大窪弁護士からの挨拶を転載いたします。

拝啓 新春の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、私は平成23年から約5年間、道北法律事務所名寄事務所にて職務を行ってまいりましたが、このたび笠原裕治先生のご承諾をいただき、平成283月より、桜丘法律事務所に戻り東京にて弁護士活動をすることになりました。

 名寄事務所で勤務を始めて以来、大過なく職務を続けることができたのはひとえに皆様のご厚情とご指導の賜物と心から深く感謝申し上げます。

 今後は名寄及び前任地の奄美・紋別での経験を活かし、これまでと違った立場から司法過疎対策に取り組んでいく所存です。今後とも皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

敬具

平成281月吉日

弁護士 大 窪 和 久

新事務所(31日より)

桜丘法律事務所 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町17-6 渋谷協栄ビル7

TEL 03-3780-0991 FAX 03-3780-0992



弁護士:笠原 裕治

新年のご挨拶(弁護士大窪)


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年で40歳となり、大きな節目を越えることとなりました。
名寄での生活も5年目を数えました。
これだけ長い間支部で仕事を続けることができたのも、皆様からのご支援のおかげです。改めて感謝申し上げます。

また弁護士としても13年目を迎えることとなり、後に続く弁護士にこれまでの経験を伝える立場になってきたかと思います。
今年はこれまでの支部の経験を踏まえつつ、新たなチャレンジを行っていきたいと思っております。


本年もこれまで同様よろしくご支援のほどお願い申し上げます。

弁護士:大窪 和久
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