当事務所は、新規相談の際、限られた時間の中で可能な限り明確な見通しを示し、どのような処理をするべきかということをお客様に示すことをモットーにしています。
そのため新規相談に当たっては、事務局が受付段階で10分ほど事情を伺って相談したいことの概要を聴き取らせていただきます。また事前に資料等をお預かりすることもあります。
その後面談相談日までの間に、事務局が聞き取った事項や事前にお預かりした資料を弁護士が検討し、必要があれば法令や判例を検討し、資料や書式を事前に用意して相談に臨むことで、より充実した法律相談ができるようにしています。
ただこのように入念な準備をして新規法律相談に臨むようにしていますので、突然の相談キャンセルは非常に困ります。
もちろん体調や仕事などの都合によりやむを得ず、ということはありますが、他のお客様との関係もありますので、キャンセルや日程変更の連絡はお早めにお願いいたします。
なお当事務所では正当な理由なく無断キャンセルしたお客様からの再相談申し込みは原則受け付けておりませんので、ご了承ください。
11月21日(月)は、諸事情により,休日とさせて頂きます。
申し訳ありませんがご了承ください。
道北法律事務所 代表社員 笠原裕治
日頃より大変お世話になっております。 さて当事務所では下記の日程でホームページの一部改修作業を行わせていただきます。 つきましては,その間ホームページを利用したメールでのお問い合わせができなくなります。 同期間における相談のお申し込み,お問い合わせなどは旭川事務所・名寄事務所それぞれに電話若しくはファックスでしていただくようお願いいたします。
■ 日時 2019年10月29日(火) 午前 1:00 ~ 午前 7:00 (6時間)
あの「3.11」から5年が過ぎました(すいません。11日は数時間だけ過ぎてしまいました)。
以前ブログにも書きましたが,3.11の2ヶ月後陸前高田に復興支援相談で出向いたことがあり,その際見た広田地区(半島の両側から津波が流れ込んだ画像がテレビで流れていた場所)の有様,見渡す限り瓦礫になっていて,ただ道の部分だけが通行できるよう開かれているという風景,陸前高田の町中のスーパーが完全に破壊されていた風景というものを未だ忘れることができません。
改めて犠牲者の方々にお悔やみを申し上げるとともに、今後の復興を願ってやみません。
ちなみに私は,昨年春に仕事の都合で仙台に出張し,その際塩竃・東松島方面を少し旅行しました。
塩竃では寿司屋の大将が「うちのこの辺りまで津波来たんだよね」といいながら壁のシミを指さしていました。
また東松島の半島の根本付近は未だ何もない荒野のようでしたし,東松島の大観山から見た石巻は市街地こそ復興しつつあるものの,市街から少し外れると建物が何もないという状態でした。
昨年の今頃ですから,だいたい震災から4年。思うように復興が進んでいないのを生で感じました・・。
原発のある福島ならなおさらでしょう・・(ちなみに仙台空港付近では放射能の測定器がありましたね・・)。
ただそんな中今の日本はどうでしょうか?
震災の後遺症に苦しみ未だ帰宅がかなわない人,復興が進まない地区で苦労している人,震災のおかげで身内をなくした人・・,現地の方々は震災から5年が経過した今も大変な思いをしていると思います。
何より福島第1原発は未だ廃炉の見通しすら立たず,除染も十分に進んでおりません。
そのような震災の被害が回復されていない状態であるにもかかわらず,現在の政権は株価がちょっと上がっただけで一喜一憂し,あたかも好景気であるかのように大騒ぎをしております。また集団的自衛権などという震災の復興から比べれば明らかに緊急性を要しない案件にかかりきりになり,国会では聞くに堪えない暴言、奇言を繰り返しております。
何より福島第1原発のおかげで,未だ自分の故郷を汚され,しかも帰宅がかなわない方がたくさんいるにも関わらず,ろくに原因究明もせず,誰も責任を取らず,誠意ある被害賠償もせず,しかも全国各地で原発を再稼働させるというのは呆れるほかありません。
そんなあべこべの日本の現在を一言で言うと
「おかしいだろ、これ」
としか表現できません。
これまでも何度かブログで「おかしいだろ、これ」と言わせてもらいましたが何よりおかしいのは
震災の被害が未だ全く回復されておらず,かつ原発は放置されているのに,それがあたかもなかったようになっているという現状です。
あえて言うなら自動車で人をはねて死なせてしまった人が刑罰どころか免許すら取り上げられずに平気で運転している状態とでもいえばいいのでしょうか。
最近東京電力の当時の役員が強制起訴され,また大津地裁では高浜原発の停止の仮処分が認容されるなど,さすがにおかしいと言うことに気がつきつつあるのか・・とは思いますが。
以上
皆様、本年も残すところ1週間を切りました。
なお当事務所の年内の営業は12月28日まで、年明けは1月11日からの営業となります。
また諸般の事情を考慮し、本年は年賀状の送付を中止させて頂くことにしました。
去年に引き続き今年もコロナ禍で大変なトシでしたが、皆様も良い年の瀬をお迎えください。
弁護士法人道北法律事務所 代表社員 笠原裕治